虹

虹が現れた


小汚いけれど少し愛おしくもある街に虹が現れた


それはどこから始まってどこで終わっているのか
その答えすらも常に変化して一つではない
そもそもそれ自身が一定ではない

地上から生える人工ビルにその姿を隠しながら
決して届かない場所へと向いながら
圧倒的なスケールの入道雲を貫いて
空の青に馴染むともぼやけることもなく

あれは幻じゃなかったのかと誰かが言う
そうなのか？そうは思わない
視覚はその姿を脳裏に焼きつけ
触覚は触れられないもどかしさに汗をかいて
感覚は研ぎ澄まされる

そうして心臓が百数回の伸縮を終える間に夢は覚めた


虹は消えた


また会える時を楽しみにしているよ

じゃあ、またその時まで。



明日はいよいよ久々のライブ！楽しみだ（＾＾）
梅田アムホールで会おう！！

　

あ、僕討田です。